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2016, August 31st

世界で初めてブリュットを発表したポメリー

シャンパーニュのラベルでよく見かける「ブリュット(Brut)」。

ブリュットとは、1リットルあたりの糖分量が12g以下の辛口のシャンパーニュのことですが、1860年代までは甘口でアルコール度数の高いものが主流でした。
その中で、ポメリーは史上初のブリュットを生み出しシャンパーニュ界に革命を起こしました。
その立役者がマダム・ポメリー。
亡くなった夫の後を引き継いだ彼女は、重くて濃密な口あたりの当時のシャンパーニュを変えようと、醸造責任者のダマス・オリビエとともに2つの方針を掲げました。

1つは、質の高い辛口をつくること。
もう1つは、それまでのシャンパーニュに対する人々の常識やイメージを覆すことでした。
…次回へつづく。