2024年、シャンパーニュポメリーはマダム・ポメリーによる史上初のブリュット誕生から150周年を迎えます。
第10代最高醸造責任者のクレマン・ピエルローは、輝かしい先人たちの足跡をたどり、シャンパーニュの最も偉大で画期的な醸造技術の発明の一つである“ブリュット“の歴史を紐解きながら、新しい現代的なブリュットを創造しました。
1874年、シャンパーニュメゾンポメリーのマダム・ポメリーによって、世界で初めてブリュット(辛口)シャンパーニュが誕生しました。
当時は甘口が主流でしたが、イギリスの上流階級の好みや、食前や食中に楽しめるシャンパーニュを造るため、マダム・ポメリーと醸造責任者は様々な難題に挑戦します。
まずはブドウを完熟させるために収穫の時期を遅らせ、さらに瓶内熟成の期間を延ばし、より完璧なアッサンブラージュにするために、リザーブワインの種類と量を増やしました。そして、マダムの革新的な発想と実行力、セラーマスターの技術によって洗練された素晴らしい味わいの辛口シャンパーニュが誕生したのです。
Apanage Brut1874は歴史的な伝統に従って17のクリュを使用しています。
ランスのクロ・ポンパドールを含む、個性と独自性のために選ばれた偉大なテロワールです。
Apanage Brut 1874 1st Editionのヴィンテージブレンドは偉大な2018年を中心に、キュヴェのオリジナリティを出すため2012年と2015年を繊細なタッチで加えています。
メゾンの大切なリザーヴワインはこの新しいApanage Brut 1874のために、パーペチュアル・リザーヴが体系化されました。
このブレンドがポメリーメゾンにとって初めてのパーペチュアル・リザーヴであり、マルチ・ヴィンテージキュヴェが誕生しました。ここから新しい歴史が始まります。
ハイライトにゴールドがある淡い黄色、きめ細やかで繊細な泡立ち。
サンザシやジャスミンなど白い花の妖艶なブーケからソレント・レモンなどの熟した柑橘類のノートが繊細に調和します。アカシアのハチミツ、マシュマロ、ブリオッシュなどの複雑な風味を伴い徐々に開いていきます。
滑らかで繊細なバターのようなアタックの後、白桃のノート、エレガントなフレッシュさとテロワールの自然なミネラル感による素晴らしいバランスに包まれます。風味の豊かさとブレンドの層の複雑さを感じるベルベットのようなテクスチャー。フルボディで余韻が長く、シトラスゼストの風味がフィニッシュを飾ります。
品種 ピノ・ノワール45%、シャルドネ40%、ムニエ15%
ドサージュ 8g/L
製造方法 48か月以上の熟成 +デゴルジュマンから4か月以上
By
ハナ・ユーン
Jean-Georges at The Shinmonzen